「おむつなし育児」に興味はあっても
難しそう・・・めんどくさそう・・・という理由で
なかなか始められない方もいると思います。
そんな二の足を踏まれている方に私が
「おむつなし育児」をスタートさせた時に
実際にやってみて失敗したことと良かったことをご紹介します。
ちなみに、私がおむつなし育児をスタートした時は
おまるを100円ショップのボウルで代用していました。
その詳細はこちらです。
目次
おむつなし育児をやって失敗したこと
冬の寒い時期に始めて風邪をひかせてしまった
最初からおむつなし育児をする!と意気込んでいた私は
2月生まれの生後0ヶ月の赤ちゃんに1度だけおまるに乗せた状態で
ミルクを飲ませるとその後に赤ちゃんが風邪を引いてしまいました。
もちろん、暖房を付けて上半身は厚手の洋服を着せた状態で
5分間程度だけ行ってみましたが、それでも赤ちゃんにとったら
寒かったのでしょう。
それだけが風邪を引いた原因とは言えないのですが
生まれて間もない赤ちゃんに風邪をひかせるなんて
可愛そうなことをしてしまったと自責の念にかられてしまいました。
それから、寒い時期におむつなし育児をするのをやめ
首が座り始めた生後3ヶ月からボチボチやり
首が完全に座った5ヶ月から本格的に始めることにしました。
無理にスタートするのではなく、赤ちゃん状態や周囲の環境が整ってから
スタートするのも、大事だと思います。
首が座る前は体制が不安定でやりにくいことも
「おむつなし育児」はおまるにちょこんと座っている可愛い赤ちゃん
というイメージですが、腰や首が座る前はやや難易度が高いです。
首が座ってさえいれば腰が座ってなくても腰を支えて
おまるに座ることはできるのですが、首すわり前は細心注意が必要ですね。
私がやってみたのは、おむつシートの上に仰向けで寝かせた状態で
脚の間におまるを添えるという姿勢でやってみましたが少し大変でした。
首が座ってから始めるというのもありかもしれません。
母乳をあげながらのおまるは難易度が高い
月齢の低い赤ちゃん、特に新生児は母乳やミルクを飲みながら排泄をします。
そのため、母乳やミルクをあげながらおまるに乗せると良いのですが、
母乳だと体制的に難しいです。
今は、赤ちゃんを支えるママの腕が楽になるように授乳クッションを使うことがほとんど。
ですが、授乳クッションの上におまるを乗せることはほぼ無理です。
しかも、新生児の赤ちゃんは母乳をうまく飲めないことも多いし
ママも上手に飲ませられているか注意が必要な時期なので、
おまるのことまで意識が回らないというのが私の体験でした。
逆に、ミルクを飲ませる時は授乳クッションを使わず腕に首を乗せて
脚の間におまるを挟み、その上に赤ちゃんを乗せると案外楽に出来ます。
母乳とミルクとを混合して飲ませる場合は
ミルクの時はおまるに乗せてやってみるのもいいかと思います。
キャッチ出来ないことが続くとめんどくさくなる
おまるにささげてうまくキャッチできると、やっている親も嬉しいものですね。
ただ、うまくキャッチ出来ず、おまるにささげても排泄しないことも多々あります。
そんな時、洋服のボタンを外しおむつも外して座らせる・・・このたったこの一手間でも
「どうせまた出ないかもしれない・・・」と心の中で思うと、めんどくさいなと感じてしまうことがありました。
時間があり比較的ゆっくり育児をできる時ならいいのですが
やることがあり忙しい時は特にそう思う時があります。
ただ、そこで「おむつなし育児、もうやーめた!」としてしまうのか
「ゆるくてもいいので出来る時にやり続けるのか」では大きな差がうまれます。
「赤ちゃんとの会話を楽しみながら、ゆる〜くゆっくりとおむつなし育児を楽しむ♬」
このスタイルが私にはちょうど良いと感じています。
赤ちゃんが嫌がっておむつに座らない
首が座ってくる頃になると、赤ちゃんも少しづつ自我が芽生えてきます。
すると、おまるに座るのを嫌がりだすのです。
我が家の赤ちゃんもそうでした。
そんな時にした私の対処法は・・・
・赤ちゃんの大好きなお歌を唄う
・好きなおもちゃを近づけたり持たせる
・顔や手などをタッチしてタッチ遊びをする
・好きな絵本を読み聞かせする
などおまるから赤ちゃんの意識をそらしてあげると
案外おまるに座ってくれるものです。
それでも、嫌がる時には無理やりおまるに座らせる必要はなく
「嫌だったのね。ではまた今度おまるに座ろうね〜」と言って
切り上げるのも手だと思います。
赤ちゃんもママも♬無理なく楽しく♬が一番ですね。
おむつなし育児をやって良かったこと
赤ちゃんとの会話・コミュニケーションが楽しいこと
赤ちゃんの様子を観察していると赤ちゃんが排泄したいという
小さなサインを出していることに気がつきます。
そのサインを見逃さずキャッチしておまるにささげて成功すると
それはそれは嬉しいものです。
特に始めて成功した時の喜びと感動は今でも鮮明に覚えています。
その時は、たくさん赤ちゃんに言葉をかけ褒めて抱きしめたものでした。
赤ちゃんもそんな私の様子を見て嬉しそうに笑う笑顔が一段と可愛いのです。
「排泄のサイン」といっても難しくわかりづらいこともあります。
そんな時は、「寝起き」のタイミングでおまるにささげてみると
成功する確率がグッと上がります♬
また、月齢が上がってくると一日のスケジュールもだいたい整ってくると思いますので
そのスケジュールに「この時間になったらおまるにささげる」と決めて
おまるにささげてみてもいいかと思います。
私はおまるにささげている時間は赤ちゃんとの楽しいコミュニケーションの時間
にしています。
先ほどご紹介した「赤ちゃんが嫌がっておまるに座らない時の対処法」でご紹介したように
楽しい時間を過ごすのが大好きです。
更に、排泄を促す言葉を添えると、それに応じて赤ちゃんが排泄をするようになるのですが
これがまた可愛いのなんの!(笑)
赤ちゃんが言葉を理解してしっかりと返してくれる。
このコニュニケーションがとてつもなく愛おしい時間です。
赤ちゃんが本来持つ排泄能力を引き出すことができる
私がおむつなし育児に興味を持ったきっかけは
結婚前に保育士として勤務していたある体験からでした。
この体験で確信を持っていましたが、実際に我が子に
おむつなし育児をやってみると、本当に子どもは本来排泄を
コントロールする能力を持ってうまれてきていることを実感しました。
そんな高い能力を持ってうまれてきているのに、それを理解できない大人が
紙おむつを使い続けているとその能力や感覚が鈍っていくのです。
すると、脳の発達に影響が出るとも言われていますね。
「賢い子に育って欲しい」親であればそう子に願うのは当然のこと。
であれば、幼少期の早い段階でできる範囲でおむつなし育児を実践することは
子どもにとって大きな財産になるのではないかと思います。
おむつなし育児でおむつ代が減る
赤ちゃんのおむつ代って結構バカになりませんよね?
1日に何回も替える必要があり1パックのおむつが
あっという間になくなってしまいます。
そのため、おむつなし育児を始めるとおまるの中で
排泄してくれるようになるためおむるつ代を減らせるようになります。
これは、親にとったら嬉しいことですね♬
私の体験ではありますが、
出産した病院でマザークラスという名の「母親教室」に参加した時にお友達ができました。
その友達に「おむつなし育児をしたい」と話していました。
その時、その友達は「そんな方法もあるのか・・・」という感じで
やや聞き流し気味だったのですが(笑)
実際に赤ちゃんが生まれ育児がスタートすると
おむつ代とミルク代でどんどん出費がかさんだようで
あるとき電話で
「おむつなし育児ってどうなの?どうやるの?」
と電話で質問してました。
もちろん、私がやっている方法を伝えましたが
それから友達も挑戦し始めたようでした。
おむつなし育児をやってみたい!という気持ちがあればいつでもスタートできますし
100円ショップのボウルをおまるに代用すれば手軽に始めることができますよ。